いとぴょん安房守の雑感録

歴史・時事など気ままに書いています

武田家のルーツ

甲斐源氏発祥の地・ひたちなか市武田】

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八幡太郎義家の弟・新羅三郎義光は、後三年の役後、常陸介に任ぜられ、長子である義業を久慈郡佐竹郷(現常陸太田市)に三男の義清を那賀郡武田郷(現ひたちなか市)に配置した。
義清は武田の地に因み「武田冠者」を名乗り、武田氏が誕生します。武田の名字のルーツは茨城県ひたちなか市にあったのです。
やがて、義清は長子清光とともに勢力拡大を図る中で行き過ぎた行為があったため、父子ともに甲斐に配流となってしまいます。
新天地の甲斐で在地勢力の支援を得ることができた義清は甲斐源氏発展の基盤を作ることに成功し、御存知戦国の名将・武田信玄が生まれるのは彼の17代後のことでした。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、甲斐源氏武田信義が登場しますが、彼は義清の孫に当たります。

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